穴を掘る人の物語

穴を掘る人の幸せのつくりかた

穴を掘る人の幸せのつくりかた

Hola!! スペインでクリスタル発見しちゃったんですよ! これは私にとって最大のご褒美でした。   どうやってここに辿り着いたか、がまさに、 幸せのつくりかた です。   この度の最初はね、スペインGalicia地方の僻地にいました。 そこから車で2-3時間圏内の自然の名所(滝とか城跡地とか)を回っていたんです。それはそれはかなり感動レベルのものもありました。 ゆうたら毎日5-6時間は運転していましたね、、、このモチベーションは、 新しい感動を求めて、としか言いようがないです。 ここにもヒントがあるのですが、なぜそこまでやりたい!行きたい!と思えるのか、 それは、本当に好きなものだからです。 何かのためとか、仕方なくとか、が全くなく、 魂の声、自分の直感そのものに従っているからです。   この地域は、Camino de Santiagoという有名な巡礼の道があって、名所だらけです。ヨーロッパ大陸最西端(正確にはポルトガルらしいw)の地の果ての岬や、巡礼の最後に訪れるSantiago大聖堂などです。 ある程度満足したのと、9月末、季節的に寒くなって来たので南のAndalusia地方に移動。 相変わらず直感と閃きで洞窟や湖、滝壺を探していました。 探しかたはなんと、Google mapやinstagramのmapで、勘で探していく。 自然保護されたナショナルパークや洞窟ツアーなどは予約が必要なので、行って入れないこともありました。 無理やり入れてくれることもあれば、空いてるくせに今日は無理!オンライン予約しろ、みたいなこともありました。 初めは普通の洞窟(といってもかなり美しい)で感動していたのですが、だんだんレベルが上がって来ちゃって、お腹いっぱいに、、、。   そこで見つけたこのクリスタル洞窟!!! もちろんマップで見つけました。...
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穴を掘る人の海外渡航コロナ事情

穴を掘る人の海外渡航コロナ事情

2020年1月20日前後。 私は台湾に行くために成田空港にいました、するとそのとき既に、多くの方がマスクをしていました。 全く何も知らずに飛行機に乗り込みましたが、台湾に着くと、あらゆるところで体温を測られる、、、あのおでこのやつ、銃を突きつけられたのかと思いましたよ。 そしてコロナという単語を初めて聞き、どのくらいの大きさの問題なのかもわからぬまま、2月頭、予定通りソウルに移動。 するとソウルはもはや!ガスマスクみたいなものを装着している人さえいる。 えええ!何事!!!   いつもは見ないニュースを見てみても真相はよくわからず、、、、帰国。 世界中で警戒態勢のような雰囲気だったけど、日本はいつもと変わらない光景でした。まあマスクはちらほら、。   3月に個展をすることになり、ほぼ引きこもり状態で制作を続けていましたら、、、3月から緊急事態宣言。。。ギリギリ開催できたのですが(まあこの話は日本なので端折ります)   その年の夏や秋は恒例ヨーロッパでのパフォーマンスや制作があったのですが、もちろん延期という名の中止。 ようやくのようやく2021年6月ドイツの展示にご招待いただき、コロナぶりの渡航。 まず、ドイツ入国のためにPCRが必要なのですが、海外渡航用陰性証明書を発行してくれるところは少なく、確か3万円以上しました、、、、何ビジネス?これ。 おかげさまで入国できましたが、次の関門は、日本帰国後、当時ドイツからだと3日間のホテル隔離が義務付けられていましたが、なんとドイツ滞在中にドイツが指定国から外され、ラッキーなことにホテル軟禁逃れました。(あの頃は制度や指定がコロコロ変わってました) しかし出国前(入国前72時間以内の)PCR陰性証明書が必要で、これも確か1万円以上、さらに帰国時の空港でのPCR検査が強いられます。これは無料なのですが、結果が出るまで5-6時間空港で待たされました。 加えて!1週間ほど自主隔離が必要なため、空港から自宅まで公共交通機関に乗れず、知り合いに迎えにきてもらう必要があります。 日本到着15時間前の乗り換えの時に慌てて連絡してきてくれた私の友達、本当にありがとう。そして、空港ではいきなり釈放されるため、全然電車に乗れる状況でした。この先は各自の気持ち次第です。   その次は、2021年の12月スペイン。 実は10月に行く予定だったのですが、スペインが急遽入国条件を変更、PCRではなくワクチン2回接種が義務になり、ワクチンやあらゆる薬が苦手な私はもちろん打ってなかったため、有無を言わさず延期。 しかし当分ワクチンしないと入れなさそうだったため、スペインのためだけに打つ決意、、、。 これは個々人の価値観によると思いますが、それほど行きたかったのでしょう。というほど打ちたくなかった。   そして12月、万全を期して空港へ行きましたら!!!事件!!! PCR検査をしていないと、飛行機乗れません。。。   スペイン入国はワクチンのみでOKなのですが、飛行機に乗るために陰性証明書が必要とのこと、、、、、当時、そんな航空会社はほぼなかったので、油断しておりました。 兎にも角にも空港にて往復チケットを紛失。...
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穴を掘る人、スペインでの初運転

穴を掘る人、スペインでの初運転

気づいたことがあります。   時間軸的に順序立てて話したり書いたりすることが得意でない。w 今更ー!!!   なので順不同で書いていくことにします。 今までもそうなっていたかもしれませんが、、、   思いついたらすぐ変えるのが得意。w 粘るのが不得意。だって疲れるもん。 小さい頃も、習い事とか、辞めたいのに無理矢理続けさせられるのが本当に嫌だった。 親にはわがまま娘扱いされてたと思います。飽きっぽい。熱し易く冷め易い。 あたかも悪いことのように。そうしていると自信をなくしていくんだよね。   オギャーと生まれ、初めてこの世界や社会を知る1番目が大抵は親。 親だってただの人間なんだからエゴだらけ。 まあそれが他人だとしても同じですね。   だから私は親になって、出来るだけ子どもを尊重したいのだけど、 習い事を辞めさせたりしてるとそれもまた、もうちょっと一緒に頑張ってみてあげなさいよ。的ニュアンスがぶつかってくる。エンドレスw   まあこれが今ここのこの感じ、って感じか。   そうそう、夏の間は、伊豆半島のジオパーク巡りをしてたんです。 やっぱり自然の変な形とか、主に火山系は血が騒ぐんだけど、なぜか日本だとそこまで大発狂エキサイティング!とまではいかない。 これってさ、もう理由ないよね? 体の作りがそうなっちゃってるというかさ。 だからそれと同じことをスペインでやってみました。夏の終わりに。 もう最高でした! 一人で入れるか入れないかわからない道どんどん入って、時に車をどろどろにしたりしながら。...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.10

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.10

あー幸せ。 なんて私って幸せなんだろう。   そう思えるようになるのは、苦い経験からだったりします。 私はこの頃、何をしたいか、がゼロに戻った気がします。 簡単にいうと、見失いました。 色々なモチベーションがなくなったのです。 それも、ポジティブに捉えれば、たくさんの気づきがあります。 よくわからないけど朝は来て、何かするし、しなかったとしても、'しないこと'をしているし、心臓は動き続けているのです。 人は無意識で、何かをしていないといけない、という傾向があるかもしれませんが、ダラダラしていることも、’している’のです。 有意義な時間を過ごしたい、と意味を持ちたがりますが、私はこのとき、 何を得なくとも、休んでいても、何でもいいよ。 と自分に言ってあげました。 考えてもわからないので、フラフラしていましたね。 これは、日常を離れたからより可能だったかもしれません。 そうしてどうしても、フラフラの中でさえも、小さくても楽しいことや幸せなことを探し始めるのです。 本当に感謝しています。   日本には特に、頑張り屋さんが多い気がします。 疲れたら、 ’ゆっくりしてね’ と自分に自分で言ってあげたらいいと思います。   みんなに迷惑をかけてしまう、 こどもたちや仕事を任せてせっかくスペインにいるのに、 はじめは、私も様々な罪悪感を感じました。   でもタイミングは必然です。 どうしようもできません。なのでただ、そのときを感じました。 結果としてこの時間は、徒然なるままの生き方に繋がるのです。...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.9

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.9

さあ2022年4月になりました。 前回はBarcelonaから北のEl Masnouという町にいたのですが、今回は南の方。 何人かからおすすめされたので、Sitgesに滞在してみました。 この回は、とにかく人に会いたくない、というフェーズで、内へ内へと向かっていました。自分と対話し続ける。 だからなのか、ちょっと便利で大きいこの街があまり好きになれなかった。 おかげさまで、近郊の街にかなり行きました。こういうお陰様ってありますよね。 そもそも飽き性じゃなければ、大好きな東京に飽きることなく日本を出ることもなかったわけです。ちゃんと出来てる   この街、特にこのシーズンは観光客も増えてきて、珍しく英語が飛び交っていました。(前の街は英語を話せる人が少なかった) でもそれが嫌だった、この頃の私にとっては。 ひたすら服を作って、なぜか教会とお城を探しましたよ。 自分が閉ざしていると、世界が閉ざすのを実感しました。 いわば、スランプ?   暗いねー!思い返してるだけなのに、文章も暗いねー!w   なんでも伝染するってことです。 毎日見てるもの、感じてるもの、意識を向けているものが、現実を創りますねえ でも!そんな時もあっていいんです。 何でもあって、いいんです。 もう思い返さなくて、いいんです。 忘れた!全部忘れた!   よく頑張った!私! ありがとう、私。 ありがとう、みんな。   ありがとう、生かさせてくれて。 ありがとう、息ができて。...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.8

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.8

HOLA!! スペインでは、お店に入るとオラ!と挨拶するのが基本です。これに慣れると、日本では小さな店でも無言なとき、切なくなります。まあ楽なときもあるんだけどね。 東京ではある程度人と人との間に距離を保つ習慣がありますよね。このおかげで避けてきた問題もあると思いますし、都会ならでは、、、世界でも、犯罪や事件が多いのは都心部ですから、やむを得なかったのかもしれませんね。 しかしこの町の人はみんな人懐っこくて、とはいえ一応私も気を張っていたのですが、町中知り合いみたいだし、まあ安心かなと言うことでリラックスできたところもあります。 ある日私は、大通り沿いに、CAVES(洞窟)という名のお店を見つけました。しかも、看板はあるもののガレージのように空っぽ。もしや、潰れた?だったら私ANAってお店やりたいんだけどw 調べてみるとレストランだった模様。 BARでできたばかりの友達がいたので聞いてみた。すると、メイン通りにある入り口は見た目通りパーキングで、お店の入り口はその路地裏にあるらしい。さらにはかなりの老舗で大繁盛、地下は大きな大きなワインセラーの跡地らしい! さらにのさらに、その友達の誕生日会を、来月そこでやるらしい。しかもこの町で同じ誕生日の日本人(唯一の)との合同誕生日会らしい。しかも友達ではなく、ただ同じ誕生日で同じ町に住んでるだけなのにやるらしい。でもって出会ったばかりの私にも招待してくる。 フレンドリー! すぎる! もう東京での暮らし方を忘れ始めていました。 結局誕生日会の日には帰国していたので、帰る前にまた違う友達と行ってみました。ご飯も美味しいし、地下のワインセラーも全部見せてくれました!しかも、スタッフさんは鍵を開けて、どうぞと言ってどこかへ行ってしまった。かなり広い地下の迷路を勝手に堪能しました。昔、海の水が入ってきちゃってから、使われてないそう。(たぶん。スペイン語だったので2%しか理解できませんでした)   あの旅は、スペインの洗礼だったのか、無事に帰ってきて有難や〜なのだが、とりあえず会社設立の準備だけして、4月に帰ることを決め、インプットが多すぎて、このままだと日本で沈没してしまいそうだったので、数週間後にまたスペインに来る飛行機を取ったのでした。 本当は日本でぬくぬくしたかったのだが、、、なぜかそうしていた私。 全て一気には手に入らない。一つに集中しなければいけないときもあるのですのよね。 もちろんこどもにも他の人も、本当に会いたかったんだけど、そんなこと言ってもね、スペインでできることを楽しまなきゃ!とモード切り替えでね。   '来るもの拒まず、去る者追わず' これ、スペインにピッタリ。   '人間だもの' BIG HUG!!   ANA   全記事はこちら   SAKI FURUYA https://sakisakiartes.com
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.7

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.7

みなさん、ワクワクしてますか? 実は、2022年冬から春のこの間、私はまだそこまでワクワクを最重要視できていなかったのです。今思えば100分の1くらい。なので半年後には更に今の100倍になっている計算です。 ワクワクっていうのは、小さいものから大きなものまであると思いますが、質が大切なのです。 紛れもなく100%ワクワクしているかどうか。 ちょっとでも、やりたい!でもこの点は ん? これ! 0.5%だとしてもそれはないはずなのです。体感で言うと120%ワクワクしている高品質のワクワクのことのみ、ワクワクと呼びます。   この旅では半信半疑で行ってみよう。やってみよう。が多かったかな。 でも思い返すと、あの時私は、服を作り始めました。 思い立って生地屋を探し、隣のちょっと大きい街まで行って、針と糸と布等を購入。徐に縫い始めました。 そうなんです、私は、小学生の時に初めて将来の夢ができました、それは、 ファッションデザイナー。(ザ・ご近所物語世代) 漫画に出てくる服を、おばあちゃんに教えてもらいながら作ったのは、この全捨離女にとって、本当に貴重な思い出です。 もちろんその服は、ハードな全捨離の難関をくぐり抜けて健在。   何もないゼロからの生活だからこそ、思いつく数々のこと。 それと同時に、日常の有難さも心底感じました。 面倒くさい生き物だな、人間って、、、、どっちなのよ。   こんな個人の体験談なんて、読みたい人いないんじゃ、、、そんな気持ちにもなりながら、なぜか書いている私、、、 正直聞いてほしいわけでもない...でも、書きたい!ナンでナンだろう?   大体地球も不思議だし宇宙なんてもっと不思議だし、 何もない世界ってどこにあるの????? と小さい頃からよく飛んでいた(というより迷宮入りトランス状態)私は、もうわからないことは考えない。 誰に聞いたってわからないし、そもそも知る必要がないか、それよりやることがある、と思い込んできた。やけくそ? これは、あんなこと言っちゃったけど、あの人どう思っただろう?とか、プレゼン通らなかったらどうしよう?とかも同じで、誰も知らないし考えてもわかりません。 遊んでればいいよ。 私は美大受験の時、フォーカスしすぎて死にそうになっていたんだけど、たまに、宇宙のことに思い耽って、あー私なんて宇宙から見れば砂一粒より小さいんだ、受験なんてもっと小さいんだ。と励ましていました。 なんか宇宙旅行の話になってしまった、そうそう、この時期はウクライナとロシアの戦争がはじまっちゃった頃で、たまにレストランのテレビでニュースが流れるんだけど、地元のじいさんたち、言うんだよね。...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.6

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.6

2月の旅が全然終わらない。 もういつの回がどうとかいう話ではないのですが、、この回は結局、バルセロナから電車で北へ30分、車で15分の1つの街にだけ滞在しました。 約2週間ずつ、3つのAirbnbに滞在しました。その後はバルセロナで数日ホテルです。 その点での気づきは、’家’という空間の大切さです。 帰る場所、この場合、私の荷物がある場所、と言った感じでもありました。いくら少ないとはいえ、毎日持ち運べる量ではなかった。 思い出しましたよ、ムサビ時代に、Rambling Homeという課題がありまして、それをテーマに作品を作るのですが、、 家って何? をひたすら考えました。あの頃私は、間違いなく頭でっかちで、頭重くてバランス取れずいつも倒れそうな感じ。わかります?体に対して頭が重すぎるんですよ。 この数年間のおかげで、のちに、考えるより身体を動かす方が俄然いい、という教訓になりました。 更にこの課題は、それに気づくきっかけとなり、結果的にはすごくいい作品が出来ました。自分でも嬉しかったし、のちに繊維リサイクルアイデアコンペティションで、伊部京子さん特別賞を受賞させていただきました。ココロノイエ よろしければ、、みてください。 そう、その時たどり着いたのは、家とは、「いつも心の中にあるよ」という観念です。   ソレマシタ。逸れるのが趣旨ですw そう、スペインの小さな街で、私は勝手に引っ越していたわけです。ココロと共に。 何に気づいたかというと、好きな空間がどれだけ自分の精神を暖かくするか、ということです。 理由は各々です。便利がいいかもしれないし、広いのがいいかもしれないし。 私はとりあえずセンスが良くて(個人的に)、ある程度広くて、いい匂いが大事らしいことがわかりました。欲を言えば、できれば海が見えて、できればバスタブがあって、とか色々あります。 でも、海の目の前の高層階で毎日広ーい海が見えても、家のセンスが微妙だと好きになれなかったし、心持ちにも影響してくる。(ファッション好き系なのでね) ちなみに、1番最高に好きだったのは、前回の記事の写真の、ピアノのおうち。↑このバスルームも♡ オーナーの女性はちょーかっこいいドイツとスペインミックスのアーティスト。今でも良い友達。かっこいいかっこいいと騒いでいたら、オーナーの家に呼んでくれて、もーーーーーーーーっとかっこよかった、、、、 これだけでテンションやモチベーションはどかっと上がるわけです。 皆さんそれぞれあるでしょう、好きなやつが。どんどんそんな体験しませう!! ではまた。   ANA   全記事はこちら   SAKI...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.5

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.5

スペインに戻りましょう。 その狙っているMeditations Holeのための土地まで、車では15分なのに徒歩だと山を登って1時間。 車がなかったので歩いて行きました。 すると、その敷地の隣の家の裏庭に、高さ3-4mの大仏が鎮座されていました。 え? どういうことかわからず、その家を四方八方から覗き込むと、どうやらアートみたいなものが山ほど置いてあります。コレクターなのでしょうか、、でもなぜ大仏? 後からわかりましたが、スペインでは、よく大仏を見受けます。流行り?ともいえる、深い信仰心ではないみたいです。でもかと言ってブッディストの日本人が家にキリストとかマリア様を置いたりは、、、なかなかしませんよね。ガネーシャならあり得るか。 宗教観もだいぶ淘汰されてきたとも言えます。日本人はよく教会で結婚式をしますよね、あれはクリスチャンにとって意味不明です。   さて、そうこうしているうちに、ビザについての問題が立ちはだかります。なんせ観光ビザというのは、シェンゲン協定国の中に、180日中90日しかいられません。 その他のビザをゲットするには、500,000€以上(約7000万円・2022年現在)の不動産投資か事業投資、会社設立、就職して労働ビザ、婚姻ビザ、くらいが普通に考えられる可能性です。 私の状況で1番可能性があるのは、、会社?ということでいくつか法律事務所に行ってみました。 数社とも同様に、日本の会社の子会社を作るというのがいいのでは?とのことで、 その中で良心的だった1社に、地方創生や活性化をメイン事業に提出して、見積書を出してもらうと、初期費用17,000€(当時日本円で250万円ほど)、その後の月々もかなり…とのことでした。現地ローカルの法律事務所はそんな破格ではありません。恐らく10分の1でしょう。   ひとまず保留。w こういう時は置いておくのが良い。粘らない。 人間って、'諦めない!'みたいに頑張ってきたけど、 '諦める!' も大事だと私は思います。 時が来れば動き出すのですから。足止めは、その時じゃないサインだったりします。 とにかく無理をしない。 無理矢理動かそうとしても、身体が疲弊しますし、プレッシャーで心の平穏も保てません。   このスタンスもやはり、人生の体験で学びました。 だって私たちは、この星に、この身体を持って、 '体験するため' に生まれてきたのですから。  ...
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PP.OPENのお話

PP.OPENのお話

あれは遠い昔のお話で、と言っても5年前の今日11月11日です。 PPがOPENしたのです。   私は美大を出てからすぐ結婚し、子宝3人に恵まれ、主婦をしていました。 アートを制作したい。という気持ちを横に置いて‥ そうです、両立できないと思い込んでいたのです。思い込みは、人生を創りますね。 11月11日より数ヶ月前、ある日突然、私の身体は発狂したのです。このままの生活は望んでいない!何か創るのだ!という直感と共に、何も食べられず、動かなくなってしまったのです。 そんなことある?とお思いでしょう。 可愛い我が子が「お茶ちょーだい」と言っていても、お茶があげられないレベルです。 そのうち、身体の中が渦に飲み込まれたように動き出し(と感じました)、つわりのような車酔いのような状態が数週間続き、とうとう涙が止まらなくなりました。 頑張って家族のご飯を作るも、全部焦げる。もう意味がわかりませんでした。 どうにかしてこの状態を打破したい、、、と思いながら、何も変わらないまま、もちろん家族は気付きます。彼女がおかしい! 体調がおかしすぎて思考回路はショート寸前だった私が言った一言。 離婚したい‥ 自由の翼をくれ!!籠の中はもう嫌だ!ということだったのだと思います。 いわゆる家族を形成してきた私たちは、知らず知らずのうちに、自らを縛り付けていたのです。 申し訳なさでいっぱいでしたが、その他に解決策が見出せなかった。 数ヶ月は討論と試行錯誤が続きました。 そんな中、一筋の光、それがPP.OPENという存在でした。 アートなのかアート集団なのか、レーベルなのか、ブランドなのか、全くわからないまま、ロゴを作ったり、商品のようなものを作ったりする時間だけ、気持ち悪さを忘れられる時間だったのです。 なので私にとっては命の恩人のような存在です。 5年前の今日、OPENを記念して、私は右耳と左耳に1つずつピアスの穴を開けました。 そして今日、5年ぶりにまた、右耳と左耳に1つずつピアスの穴を開けました。 これが穴掘りと関係しているのかどうかは、、、わかりませんw   ANA   全記事はこちら   SAKI...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.4

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.4

こんにちは。 自分の文章を読み返していたら、、、面白かったこともたくさんあったけど、なんか修行を思い出してきました。 そう、実はもがいていたのです。 孤独との闘い、危険なことが起こる可能性もあるので、なんだかんだ気を張っていないといけない、とか。 1年も経ってないけど、今思えば、成長のために起きたもので、苦しむ必要はなかったのだけど、苦しんだからそれがわかる、とも言えますね。 ああ、人生。魂の成長。 旅や、大きく環境を変えることって、急成長を促します。 だから欲しい人にはかなりおすすめの強引な方法。 毎日食べていたものを辞めるとか、いつもと違う髪型にしてみるとか、初めてネイルサロンに行ってみるとか、日常の小さな一つ一つもかなりおすすめですが、私はもう、思い立ったらもうスペイン、、でしたね。。 そこに思考はなかったですw   ANA掘りも、肉体を動かす(結構重労働)ために、自然と思考って止まるんですよね。だから好きです。爽快です。   どんな修行だったかというと、 まず、常にひとりということ、その環境を何も知らないこと、この二つだけで、恐ろしいほど日常が変わりました。 日々、こどもや友人、仕事の人、どうしても人間に影響されるし、時には振り回されます。よく知った街では、買い物でもなんでも、ほとんど無意識でこなせます。全部意識的になってませんよね?いつものお店に、ここ曲がって、まっすぐ行って、なんて考えずに気づいたら着いてますよね? 恐らく旅行も同じですが、この度はどちらかというと、非日常な特別な旅ではなく、それよりも少し長く、’暮らし’に行ったので、余計に体感したんだと思います。 スペインに暮らし始めた人のつもりで生きていましたら、ホームシックとでも言いますか、寂しくなったりもしました。 でもこれがやりたかったんでしょ!と言い聞かせながら、、、えーん。   まあそんなことをやりながら、得たものはとてつもなく大きかった。 自分の嫌な部分もたくさん見たし、そんなもんよ、と励ましたり、なんだかんだで楽しみながら頑張った分、強くなりましたとさ。 今、四六時中、’本当に幸せ〜’ と感じられるのは、こういった一つ一つの体験のお陰さま。   皆さまも、お辛いときは、幸せチャージだと思ってさらっと受け流してみてはいかがでしょうか〜 発見がたくさんあります! あ、発見といえば、ご存知の方多いと思いますが、スペインって日曜日ほとんど閉まるんですよね、お店。みんなが休んでるから営業したら儲かる!と考えません。私も休みたいわけです。 ゆるいです。  ...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.3

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.3

さて、とうとう2月の旅に出ましょう。 の前に!!!余談ですが、現在は2022年11月なのですが、昨夜の、400年以上ぶりの満月&皆既月食!!をフルで見てしまって興奮冷めやらぬ状態です。 前日から体調崩し、とにかく眠くて眠くて、ただでさえ満月の影響を受けやすいのに、昨夜の威力は尋常じゃなかった。生きててよかった。   さて、とうとう2月の旅に出ましょう。はい。 この時の覚悟も私にしてはすごかったのです。もう日本に帰ってこないかもしれない、くらいの。(いつも大袈裟ですが、本当にあるんです!奇跡は! 帰りましたがね) スペイン在住の友人たちに会うこともなく、行くとも伝えず、空港からその例の土地(前回の記事参照)に直行。の前にホームセンターでシャベルを購入。 穴掘り屋さんとして最高にミニマムな旅の始まり。 バルセロナの郊外に…誰も知らない、新しい町。ワクワクと不安と緊張と興奮が混ざったような説明できない心情でした。 翌日、例の土地を見せてもらいに行きました。 海の見える、丘の一角で、朝日も夕日も見える、本当に素晴らしい立地。そしてここはナショナルパークも近くにあるので、建設可能な土地はなかなかないのだが、建設可能。夢は膨らむばかり。 しかしこの目で見てしまうと高鳴る鼓動と比例して、夢見る少女もかなり現実思考に、、、どうやったら実現できるの??苦笑 まあ、とりあえずこの町のことを知ろう。うろうろしてみよう。 いや、とりあえずビーチでANA掘ろう。w その帰り道のこと、BAR(とはいえテラスがあってほぼカフェのような存在)に寄った。こんなところに日本人すらほぼいないのに、シャベルを持っている日本人は、間違いなく私一人。 一人の陽気なじいさんがスペイン語で話しかけてくる。(後に違う友達から聞いたのだが、私にシャベルで殴られるんじゃないかと思っていたらしい) ふざけた話ばかりしているが、さらっとお父さんが80代で先週亡くなった話もしてくる(後に違う友達から聞いたのだが、90は超えてたし、もう3週間前だと言っていて、実父に対してもテキトーなスペイン感をじわじわ感じた) そして数日経ち、そのじいさんはほぼ毎日そのBARにいることが判明。ビーチに行く道沿いにあるので、ANA掘りに行く=そのじいさんと会う。という無限ループが出来上がってしまった。 おかげさまで、良くも悪しくも、あの土地にどうやったら、、、という堅苦しい思考は薄れ、気長にいこう、、、という気分に。 どうやらこの小さな街の人は、ほとんど知り合い。なぜならみんなここで生まれ育っているから、家族もたくさん住んでいるし、みんな知ってる。道を歩いていたら100mで5人は挨拶する勢い。ましてや1日中BARにいるこのじいさんは、ひたすら挨拶して1日が終わるでしょう。年金暮らしだそうで、1ヵ月1100€貰ってるらしい。この事実は私が知ってるくらいだから、町中の人が知っていると思います。それを全てBARで使っていることもw これが、パコというじいさんの話。スペインは、同じ名前ばかりで、パコ、チャビ、ダニエル、セルヒオ、、、親子で同じ名前もよくある。日本人のキラキラネームなんかは到底理解できないはず。 ANAもいっぱいいます。なので私はよくANAと呼ばれるけど、意味を考えると、変です。でももうわかりやすいからいいです。例の土地のオーナーも、ANAさんでしたよ。穴祭り パコのせいで!長くなったじゃないか!もっともっと面白い話あるのよね。   つづく....   ANA   全記事はこちら  ...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.2

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.2

2月の旅の前に、日本にいる間の動きを振り返ってみます。 1つのアイデアが湧いてきました。 地下にある ’Meditation Hole’  (画像参照)  ANAを掘っている時のあの快感、爽快感、開放感、集中力、自分と向き合える時間、何もない空間にいる感覚、ゼロに戻っていくような、重荷がない状態。 そんな神聖な空間を創りたかった。そのプラン作りに力を注ぎました。   実は12月の旅で、ミラクルとしか言いようがない出会いがありました。 私と同じような穴を同じ時期に掘っていた人に会ったのです。 こういったミラクルというのは、純粋に生きている時に起こると思います。 全ての流れが、私の意図ではなく、とんとん拍子だったのです。(流されて生きるのは得意かもしれません)スペインに着いたその足で、作品の搬入に行きました。その後紹介された方に会う予定で、その方は私をとあるスタジオに連れて行ってくれました。そうしたら今度は、そこにいた方が、アーティストが集まるシークレットパーティーに行こうというのです。時差ボケで朦朧としたまま、たった数時間で向かった先に、 そのANAの人はいたのです。 「穴を掘っています。」 私の自己紹介は昨今ずっとこれ。ご想像通り、言った途端に質問が飛び交います。 だけどこのANAメイト(勝手にそう呼びます)は、一瞬で穴掘りの極意を理解していました。 そんな人もいるんだなー。 とその日は帰りましたが、数週間後に再会した際、彼も丸いANAを掘っていたことを知りました。だからか!ガッテン!   話は戻り、瞑想ホールのアイデアがどんどん膨らんでいたその頃、このANAメイトは、それにばっちりの土地を見つけてくれたのです。 日常が全てミラクルになったのかと思いました。 心の奥底からワクワクして、やり方が全くわからないけどやりたい!と、こどものように興奮していました。 これこれこれこれ!!まさにこのワクワク!!ゾワーーーっとエキサイティングするこの感じ!!! 久しぶりでした。すべてを思い出した気分でした。 その土地を買うお金もない、方法もわからない、それでも私はその土地を見にいくことにしたのです。 これを我慢して私の人生良くなるワケがない!そのぐらいの勢いです。 ワクワクやパッションというのは平気で現状を壊してくれます…w   結局まだ2月の旅まで綴れなかった、、、    ANA...
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穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.1

穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.1

突然ですが、綴りはじめます。 そうです、思えばスペインの冒険も突然始まりました。 私という人間は、本当にいつも突然はじめます。 もちろん計画は一切なく、ただの’直感’に突き動かされています。 周りの人を驚かせてしまうことは多々ありますが、このようにしか生きられない私を、愛おしく思います。すいません(ここで小さく謝ります)。 そして昔はもちろんこんなに自由ではなかったです。どのようにして翼を手にしたか、もゆっくりとお伝えできたら、、、一人でも共感していただける方がいらっしゃいましたら、、、   さて、スペイン冒険の旅 vol.1 はじまりはじまり〜。 2020年末、私はバルセロナへ飛び立ちました。 穴を掘りはじめたのは、その年の春、コロナが始まった頃、もちろん突如はじまりました。 バルセロナに向かうのは、過去に制作した作品を納品しにいくためでしたが、せっかくの年末年始!とのことで、1ヶ月ほど滞在しました。 サンセバスチャンや、マヨルカなどにも立ち寄り、久しぶりにスペインを肌で感じ、各所でANAを制作していく中で、’この国にいたい!’そう感じたのです。 そして私は、今、穴を掘ることしか興味がないな、ということも気づきました。w 日本で掘っているのとは全く違う新しいANA、空気、文化、人々、全てが違うのです。そしてそれがとても心地よいのです。 今までも私は、如何に直感を磨くか、に力を入れてきました。 人生の早い段階から、自分の中にある絶妙な感覚の違いや、小さな閃きを見落とさない力、それが自分の声を聞く最善の方法だと信じていたのです。 がしかし、人というのは知ってはいても無視したり封印したりしてしまうものです。それを、これまでに起きた試練が気づかせてくれます。   2023年1月に日本に戻り、どう考えてもまたすぐスペインに行ける状況ではなかったはずです。が、こういうときは宇宙の采配でしょうか、行けるのです。この間もスペインでやりたいことのアイデアがどんどん膨らんでくるのです。湧き出てくるのです。今まで何してたんだ!ってくらい、インスピレーションが降り注ぎ、まるで体の中が無限大でした。 そうして2月に再来。また次回!!!   ANA   全記事はこちら   SAKI FURUYA https://sakisakiartes.com
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