穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.8
HOLA!!
スペインでは、お店に入るとオラ!と挨拶するのが基本です。これに慣れると、日本では小さな店でも無言なとき、切なくなります。まあ楽なときもあるんだけどね。
東京ではある程度人と人との間に距離を保つ習慣がありますよね。このおかげで避けてきた問題もあると思いますし、都会ならでは、、、世界でも、犯罪や事件が多いのは都心部ですから、やむを得なかったのかもしれませんね。
しかしこの町の人はみんな人懐っこくて、とはいえ一応私も気を張っていたのですが、町中知り合いみたいだし、まあ安心かなと言うことでリラックスできたところもあります。
ある日私は、大通り沿いに、CAVES(洞窟)という名のお店を見つけました。しかも、看板はあるもののガレージのように空っぽ。もしや、潰れた?だったら私ANAってお店やりたいんだけどw 調べてみるとレストランだった模様。
BARでできたばかりの友達がいたので聞いてみた。すると、メイン通りにある入り口は見た目通りパーキングで、お店の入り口はその路地裏にあるらしい。さらにはかなりの老舗で大繁盛、地下は大きな大きなワインセラーの跡地らしい!
さらにのさらに、その友達の誕生日会を、来月そこでやるらしい。しかもこの町で同じ誕生日の日本人(唯一の)との合同誕生日会らしい。しかも友達ではなく、ただ同じ誕生日で同じ町に住んでるだけなのにやるらしい。でもって出会ったばかりの私にも招待してくる。
フレンドリー! すぎる!
もう東京での暮らし方を忘れ始めていました。
結局誕生日会の日には帰国していたので、帰る前にまた違う友達と行ってみました。ご飯も美味しいし、地下のワインセラーも全部見せてくれました!しかも、スタッフさんは鍵を開けて、どうぞと言ってどこかへ行ってしまった。かなり広い地下の迷路を勝手に堪能しました。昔、海の水が入ってきちゃってから、使われてないそう。(たぶん。スペイン語だったので2%しか理解できませんでした)
あの旅は、スペインの洗礼だったのか、無事に帰ってきて有難や〜なのだが、とりあえず会社設立の準備だけして、4月に帰ることを決め、インプットが多すぎて、このままだと日本で沈没してしまいそうだったので、数週間後にまたスペインに来る飛行機を取ったのでした。
本当は日本でぬくぬくしたかったのだが、、、なぜかそうしていた私。
全て一気には手に入らない。一つに集中しなければいけないときもあるのですのよね。
もちろんこどもにも他の人も、本当に会いたかったんだけど、そんなこと言ってもね、スペインでできることを楽しまなきゃ!とモード切り替えでね。
'来るもの拒まず、去る者追わず'
これ、スペインにピッタリ。
'人間だもの'
BIG HUG!!
ANA
SAKI FURUYA