穴を掘る人のスペイン冒険の旅 vol.6

2月の旅が全然終わらない。

もういつの回がどうとかいう話ではないのですが、、この回は結局、バルセロナから電車で北へ30分、車で15分の1つの街にだけ滞在しました。

約2週間ずつ、3つのAirbnbに滞在しました。その後はバルセロナで数日ホテルです。

その点での気づきは、’家’という空間の大切さです。

帰る場所、この場合、私の荷物がある場所、と言った感じでもありました。いくら少ないとはいえ、毎日持ち運べる量ではなかった。

思い出しましたよ、ムサビ時代に、Rambling Homeという課題がありまして、それをテーマに作品を作るのですが、、

家って何?

をひたすら考えました。あの頃私は、間違いなく頭でっかちで、頭重くてバランス取れずいつも倒れそうな感じ。わかります?体に対して頭が重すぎるんですよ。

この数年間のおかげで、のちに、考えるより身体を動かす方が俄然いい、という教訓になりました。

更にこの課題は、それに気づくきっかけとなり、結果的にはすごくいい作品が出来ました。自分でも嬉しかったし、のちに繊維リサイクルアイデアコンペティションで、伊部京子さん特別賞を受賞させていただきました。ココロノイエ よろしければ、、みてください。

そう、その時たどり着いたのは、家とは、「いつも心の中にあるよ」という観念です。

 

ソレマシタ。逸れるのが趣旨ですw

そう、スペインの小さな街で、私は勝手に引っ越していたわけです。ココロと共に。

何に気づいたかというと、好きな空間がどれだけ自分の精神を暖かくするか、ということです。

理由は各々です。便利がいいかもしれないし、広いのがいいかもしれないし。

私はとりあえずセンスが良くて(個人的に)、ある程度広くて、いい匂いが大事らしいことがわかりました。欲を言えば、できれば海が見えて、できればバスタブがあって、とか色々あります。

でも、海の目の前の高層階で毎日広ーい海が見えても、家のセンスが微妙だと好きになれなかったし、心持ちにも影響してくる。(ファッション好き系なのでね)

ちなみに、1番最高に好きだったのは、前回の記事の写真の、ピアノのおうち。↑このバスルームも♡

オーナーの女性はちょーかっこいいドイツとスペインミックスのアーティスト。今でも良い友達。かっこいいかっこいいと騒いでいたら、オーナーの家に呼んでくれて、もーーーーーーーーっとかっこよかった、、、、

これだけでテンションやモチベーションはどかっと上がるわけです。

皆さんそれぞれあるでしょう、好きなやつが。どんどんそんな体験しませう!!

ではまた。

 

ANA

 

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SAKI FURUYA

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